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山梨勤労者医療協会 様「ワーク・ライフ・バランスセミナー」お疲れさまでした。

山梨勤労者医療協会 様「ワーク・ライフ・バランスセミナー」お疲れさまでした。

 甲府共立病院を含めた山梨勤労者医療協会の検査技師のみなさまの勉強会に呼んでいただき、「ワーク・ライフ・バランス(以下WLB)」についてお話をいたしました。

 

 このご縁は 去る2017年1月に一般社団法人山梨県臨床検査技師会様主催の「第4回臨床検査技師フォーラム」においてハラスメント、労務管理、人材育成についてお話をさせていただき(活動報告はこちらです)、フォーラムの実施ご担当者KW様とは打ち合わせ時から労務管理に関する諸問題をたくさんお話しし、私もまたいつかご縁があると嬉しいな、と思っていたところそのKW様が所属する協会の勉強会にご紹介くださった、というありがたいお話です。二つ返事でお受けいたしました。

 

 今回の勉強会のご担当のKS様とは何度か打ち合わせをし、また病院内でのWLBの取り組みも具体的に見せていただきました。

 

 当日の参加者は約100名のみなさま。内訳は理学療法士、作業療法士、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、薬剤師、栄養士の資格をお持ちの年代も性別も多様の方々。みなさんの関心の高さがうかがえました。

 

 WLBはここ数年声高に叫ばれていますが、「今一つ何をしたらいいのかわからない」「時間と人に余裕がないからそんなことをやってはいられない」あるいは「どこかの大企業の福利厚生でしょ?」「子を産む女性のためのものだよね?」という意見、更には「WLBというのは仕事はほどほどにして、プライベートを大事にすればいいってことなんでしょ?」というような誤った認識が多く見られます。

 

 このセミナーではこれらの誤解を解き、WLBの必要性をみなさんの身近な問題としてお話をしました。それは「これから迎える大介護時代は他人事ではなく、数年後には育児で休む女性の数を介護で休む40~50代の男性の数が超える。そうなると組織の昇進の要件の見直しや、仕事の効率化標準化を進めないと戦力としての働き手がいなくなってしまう。」ということ、そしてWLBに取り組むことによってのメリットをご紹介し、「WLBは会社の経営戦略である」こともお伝えしました。

 

 実はこのWLBの問題、そして近年施行された女性活躍推進法はまさに「働き方改革」の施策で、私も「輝く女性応援会議」に登壇した者として、また労務の専門家として企業様に対する仕事の効率化、標準化のコンサルティングを行っています。今回のセミナーでは事例紹介まではできなかったのですが、仕事の効率化の手段をお話ししました。組織の状態にあわせて取り入れられる方法をみなさんで話し合い、上手に組み入れていっていただきたいと思います。

 

1時間半という時間の中みなさん熱心に聞いてくださり、また活発なご質問もお受けしました。

 

ご質問の内容は
・有資格者としてのWLBの考え方とは?
・残業削減のための可視化はどうしたら?
・人生の老後期のステージでのWLBは?

 

と、それぞれがご自分の問題として聞き入れてくださったことがうかがえ、その意識の高さに感心したのと同時に、みなさんのWLBを考える第一歩となれたことを嬉しく思いました。

 

また機会がありましたらその後のみなさんの様子を是非お聞きしたいです。

 

 それでは、最後になりましたが、ご紹介くださいましたKW様、今回の待ち時間に有意義なお話をさせていただきましたY室長様、そしてご担当のKS様。本当にお世話になりました。協会のみなさんのワーク&ライフが充実したものとなりますようにお祈りしております。

 

大変お世話になりました。ありがとうございました!!